NaSも勢いで更新

途中ハードディスクは当然入れ替えしましたが、おおよそ12年使い続けているNaSのNetgear ReadyNAS 104 RN10400-100AJSを更新するために、QNAPのTS-632X-4Gをチョイスしました。
基本は全く故障もなく、極めて順調なのですが、内蔵するハードディスクのインターフェースも古い規格であり、また10GのLanには対応出来ないため、更新というよりサブNaS機として残っていただくようにしました。
ちなみに現状は6GBのHDを3台内蔵しており、現状でも容量には余裕があります。
発売後12年経っているのに、未だに内蔵ソフトウェアの更新は行われており、如何に売れたNaSであったかを実感しますね。
メイン用途は写真と動画、そして音楽MP3の保存ですが、DVDなどの動画を保存する必要がなくなったため、容量的には使い切れないのかもしれません。逆に4K動画などを保存しようとするとネットワーク速度がネックになり、NaSとして中途半端な立ち位置なのもありますね。

現時点で、ある程度の容量があり、価格的にも手頃なRaid5以上を構築できる10G対応のNaSとなると実際にはメーカー選択は2社しかなく、中国本土のUGREENか台湾のQNAPから選択することになります。
製品としての耐久性は大きな差は無いと思いますが、QNAPは外部からのアタックをものすごく受けており、セキュリティーに関してはUGREENより不安感がありますが、逆にアタックを受けないUGREENの方が情報漏洩している可能性を否定できないため(個人的な意見です)、今回はインターネット上にNaSを直接公開しないこともありQNAPのNaSを選択しました。原則的に手頃な価格感でRAID-5以上となると、2機種程度しかなく、実際にはあまり選べません。
最初の一台は「QNAP TS-632X-4G」:6ベイで当初から10Gのネットワーク対応として高速 10GbE SFP+を2ポート、2.5Gのネットワーク対応として内蔵デュアル 2.5GbEを搭載しており、初期のRAM容量は4GBで16GBまで拡張可能な上に、拡張スロットに拡張カードを搭載するとM.2 SSD スロットに2TBのSSD(ただしPCIe Gen 3まで・・)を2台搭載してより高速なNaSのキャッシュとして利用出来るという優れもの!ヨドバシなどで購入するとポイント分引いて16万強ですが、カカクコムで調べると安いところは13万前半・・・
もう一台は「QNAP TS-464-8G」:4ベイで2.5Gのネットワーク対応として内蔵デュアル 2.5GbEを搭載しており、上記機種と異なり初期のRAM容量は8GBで16GBまで拡張可能な上に、M.2 SSD スロットに2TBのSSD(ただしPCIe Gen 3まで・・)を2台搭載してより高速なNaSのキャッシュとして利用出来るという優れもの!さらに拡張カードを搭載することで10Gおよび追加のM.2 SSD スロットも増やせると言う・・・ヨドバシなどで購入するとポイント分引いて8万強ですが、カカクコムで調べると安いところは8万前半・・・そうすると上の金額差の大凡5万円は製品のCPUの差と拡張カード増設した上でスロットベイの数差2の判断となるでしょうか・・・。
と言うわけで、実は拡張カードで追加購入する必要がある10G拡張カードもM.2 SSDカードも納期が1ヶ月程度必要と分かり(QNAP公式から購入する場合は返答無くて不明でしたが、ネットで検索した店舗でも原則受注発注で1.5月必要と返事があったため、おそらく公式でも同様の期間)まして・・・であれば早く試したい10Gのネットワーク対応標準搭載していることを優先して「QNAP TS-632X-4G」を選択しました。
さて、機種選定で6ベイのNaSを選ぶと【速度+冗長性】を考えると、原則的には【RAID-50】がベストな選択となるため、同容量のハードディスク6台が必要となります。現在ハードディスクは毎週底値を更新しながらセールをしまくるような状況ですが、1台4万円のハードディスクを6台買うとあっという間に20万を遙かに超える金額になってしまうため、出来ればハードディスク購入代金で20万円前後ということで・・・Seagate シーゲイトのST16000DM001 [3.5インチ内蔵HDD / 16TB / 7200rpm / BarraCudaシリーズ / 国内正規代理店品]がおおよそ税込み3万前後なのでこれを採用。

次に拡張カードは10GのLan対応は標準で搭載しているため、キャッシュ用のM.2 SSD スロット搭載用の拡張カードが必要となります。ちなみにNaS本体の制約はPCIe Gen 3までしか対応していないこと、最大M.2 SSD容量は4TB(2TBx2)で、4TBのM.2 SSDを利用するためには本体のRAMを4GBから16GBに増強する必要があります。PCIe Gen 3までしか対応していないので、いわゆる爆速なM.2 SSDは必要でなく、価格が手頃な2TBのM.2 SSD(1.6万円前後)を2個適当にチョイス。で、肝心の拡張カードですが、【QM2-4P-384】と【QM2-2P-344A】が「QNAP TS-632X-4G」に対応しています。なお、【QM2-2P-244A】はPCIe Gen2 規格のため、選択するのはやめておきましょう。上記の通り2つM.2 SSDがあれば良いので、【QM2-2P-344A】をチョイスして拡張します。
なお、注意事項ですが、増設するSD-RAMですが、当初ECC付き16GB SO-DIMMを選択しましたが、どうも認識せずDDR4-2400 16GB 260Pin CL17 1.2V SODIMM(NON-ECC)のおおよそ5千円強ので普通に動作しました。DDR-4でもあまり高速なのはダメかもしれません。
最後に「YAMAHA RTX-1300」の10GBに接続するLANケーブルですが、「QNAP TS-632X-4G」側の10GポートはSFP+しかないので、「YAMAHA RTX-1300」の標準LAN3のSFP+ポートと接続しても良いのですが、折角なので「YAMAHA RTX-1300」の標準LAN3のイーサネットポートとSFP+ポート両方(互いに排他利用のみ)を試すべくケーブルというか2種類を用意してみました。

一つは【10Gtek 10GBase-T SFP+モジュール】のように「QNAP TS-632X-4G」側の10GポートはSFP+にはこちらをさして、実際に「YAMAHA RTX-1300」と接続するのには通所のCategory-7以上程度のLanケーブルで接続する方式。こちらの方式だと将来的に「QNAP TS-632X-4G」の設置場所を変更しても、安価なCategory-7以上程度のLanケーブルを買い換えれば対応可能な事が大きいのと・・・実は、当然ながら10Gポートは本来基幹Lan用のポートで有るため、特にSFP+を利用したコネクタは簡単?に抜き差しできないようになってますw
まぁ小さなマイナスドライバーあれば簡単に抜けるのですが、「QNAP TS-632X-4G」でも「YAMAHA RTX-1300」でもSFP+のケーブルの抜き差しには小さなマイナスドライバーをコネクタ部分の上部に差し込まないとSFP+コネクタ自体抜けませんw

なので、もう一つの【10Gtek 10G SFP+ ケーブル】(なぜかこっちの方が凄く安価・・)は購入して接続しましたが、結果的に上記の【10Gtek 10GBase-T SFP+モジュール】を利用して「QNAP TS-632X-4G」でも「YAMAHA RTX-1300」を10G接続しています。
ちなみに、どちらのLan方式でも「QNAP TS-632X-4G」でも「YAMAHA RTX-1300」の利用には全く問題無く、自動認識も完璧ですが、気持ち「YAMAHA RTX-1300」のLAN3はイーサネットポートのが立ち上がりが早い気がします。誤差の範囲だとは思いますけどね。いずれにせよSFP+ケーブルはケーブル自体の買い換えコストが高いので、現時点では多少高くてもSFP+モジュールを購入して、必要に応じてCategory-7以上程度のLanケーブル対応するのが正解だと思われます。
以上がNaSのハード的な更新(置き換え)と言う名の実質増設話でした。。。。
実際の更新は現在ちょこちょこやってますが、大変なので、またまとめてアップします。
